まつだい工房ふくすけについて

まつだい工房ふくすけ について

まつだい工房ふくすけは、新潟県十日町市松代(まつだい)地区にある、小さなシルクスクリーン工房です。
ほくほく線まつだい駅から徒歩5分、目印は、巨大な「ふくすけ」。

お客さまとお打ち合わせを重ね、時には一発OKで、オリジナルのTシャツ・手ぬぐいをプリントしています。


工房名「ふくすけ」の由来

2000年7月、「ふくすけ」がやって来たことから始まりました

はじめは…
衣料品店「ハマダヤ」(当店)に「ふくすけ」が来たのは、ひょんなことがきっかけでした。
2000年7月、柏崎市の「柏崎ぎおん祭り」用に製作されたものの、祭りの後、保管場所の無い「ふくすけ」は、ある日、ハマダヤの店頭に、とりあえず設置されました。
店の前を通る人たちが振り返ることが多く、店のアイキャッチャーにはなったようでした。

その年の大地の芸術祭で、想定外に注目を集めた「ふくすけ」なのでした

2000年7月20日、「妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」が始まりました。
松代町を含む「妻有6市町村」を会場に、3年ごとに開催される、国内外のアーティストによる現代アートのお祭りです。9月10日までの開催期間中には、全国の多くの方が訪れました。
(大地の芸術祭についての詳細は、妻有アートトリエンナーレ公式HPをご覧下さい)

店鋪の外壁と近くの空き地にも芸術作品が展示され、店頭の「ふくすけ」も、見学者の注目を集めました。

ただし、「作品」と違い、「ふくすけ」には作家名はもちろん、作品名、エントリーナンバー等を書いたプレート自体がありません。それが、かえって興味をそそったのか、熱心な見学者の中には「ナゼ、ふくすけなのか?」「ナゼ、こんなに大きいのか」などなど、色々質問してくる方もいらっしゃいました。

1年くらいで処分するはずの「ふくすけ」の、思いも寄らぬ反響に、作者も店主も困惑しました。
その作者と言うのは、柏崎市在住の大工・高橋克宏氏。「ふくすけ」は、仕事の傍ら、こつこつと1ヶ月をかけて作られたのでした。また、工房ふくすけのデザイン設計、建築は、すべて彼の手によるものです。

そして、「ふくすけ」の収納と展示を兼ねた作業場誕生

ところで、かねてより、店主は「シルクスクリーン」を主にしたホームページの立ち上げを計画していました。
早々と”matsudai.com”のドメインを取得していたのです。(もっとも、パソコンの操作は未だに苦手なのですが。)

そのTシャツのデザインは、店主の同級生で雑誌”Hot Dog press”の編集をしていた若月清一郎氏がしてくれました。

また、その頃注文の多い「のぼり」を製作するには、今の仕事場が手狭になっていたこともあり、「ホームページ」「広い仕事場の確保」「ふくすけ」を組み合わせ、新しい仕事場を作ることにしました。

2001年度、松代町公民館で小学生を対象に行なった「体験!オリジナルTシャツ作り」の講座が非常に評判が良かったこともあり、体験できる仕事場にしようと、2001年7月、「まつだい工房 ふくすけ」の工事は始まることとなりました。